北海道の公立小中学校などで今春行われた卒業式で、国歌斉唱時に教職員が起立しない学校が96校、入学式で起立しなかった学校が68校あったことが、北海道教育委員会(道教委)の調べで分かった。
北海道教職員組合(北教組)が事前に、起立しないことについて道教委から“お墨付き”を受けているような文書を教育現場に配布していたことなどから、道教委では北教組の影響があったとみている。
民主党の小林千代美衆院議員陣営に対する不正資金提供事件に揺れる最中も、北教組が教育現場に影響力を行使していた実態が明らかになった。
道教委によると、管轄外の札幌市をのぞく道内の公立学校約2千校のうち、21年度の卒業式で教職員が起立しなかった学校は、小学校59、中学校31、特別支援学校など6校。22年度の入学式は小学校41、中学校22、特別支援学校などは5校に上った。
北教組の影響力が強いオホーツク地区で、起立しない学校が最も多く、卒業式で41校、入学式で35校に上ったのに対し、北教組とは別の職員組合が組織されている高校では、起立しない学校はゼロだった。
北教組は卒業式・入学式を前にした今年1月、国旗・国歌の強制に反対する運動を続けてきたことを前提にして、道教委との間に「処分で強制しない」「共通の理解で実施する」といった合意があるかのように読める文書を組合員に配布。文書の中で「道教委と交渉した」「扱いを変えるものではない」などと、道教委が北教組の方針を容認するかのようにも受け取れる記述もしていた。
道教委では一連の不起立について、北教組の影響があると分析。文書については「国旗国歌については、学習指導要領に基づいて指導が行われる。北教組の反対を容認した事実はない」として、2月の段階で北教組に対して文書で抗議を行ったという。
一方、北教組は産経新聞の取材に対して、「道教委と話し合ってきたのは事実」と反論。また、不起立については「教職員の思想・良心に基づいている」と説明している。
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北極圏の温暖化に影響を与えると考えられている「ブラックカーボン(すす)」の6割が、ロシアの森林火災で発生していることを、東京大の近藤豊教授(大気環境科学)らが突き止めた。世界の森林面積の2割以上を占めるロシアでは、年間1万件近い森林火災が起きている。多くは火の不始末など人間活動が原因だという。千葉市で開かれている日本地球惑星科学連合大会で28日午後、発表する。【八田浩輔】
北極圏の気温は、過去20年で世界平均の2倍のペースで上昇しているという報告もあるが、すすの発生源を分析したのは初めて。
近藤教授らは米航空宇宙局(NASA)と共同で、北極圏と周辺の大気中のすすの分布を08年4月と7月に調査し、発生源を分析した。4月のすすの濃度は7月の6〜7倍で、4月の発生源の63%がロシアの森林火災だった。7月も34.7%を占めた。
一方、自動車の排ガスなど経済活動によるすすの排出量は、中国とインドで世界の約4割を占めるが、アジアからのすすは6.6%にとどまった。北極圏に到達する前に、雨とともに落下したと考えられるという。
すすの温室効果は二酸化炭素(CO2)の半分以下だが、氷河の表面に付着して氷を溶かす作用がある。近藤教授は「地球温暖化対策はCO2削減だけでなく、ブラックカーボン対策も重要。ロシアの森林管理を急ぐべきだ」と話す。
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27日午前8時半ごろ、千葉県成田市大菅の県道で、同市内の月かげ保育園の園児8人が乗った送迎用ワゴン車が右折しようとしたところ、後ろから追い越そうとした乗用車に、右側面を追突された。ワゴン車はその弾みで横転し、園児と運転していた同園職員の男性(65)、引率の保育士の女性(45)の計10人が、すり傷などの軽傷を負った。
県警成田署は、乗用車を運転していた専門学校の男子生徒(19)から事情を聴いている。同署によると、ワゴン車には3歳から6歳までの園児が乗り、保育園に向かう途中だった。現場は見通しの良い片側1車線の道路。
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神奈川県は11日、禁煙したい人を支援する「かながわ卒煙塾」の塾長に俳優の舘ひろしさん(60)を任命した。東京都内で開かれた任命式で、舘さんは「喫煙は体に良くない。僕が吸う姿を見て吸いだした皆さんには申し訳ない。おわびします」と、頭を下げた。
米国の俳優ジェームズ・ディーンにあこがれてたばこを始め、多い日は1日100本喫煙していたという舘さん。今年、禁煙に成功した。「今後、たばこを吸う役が来たらどうするか」との質問には、「CG(コンピューターグラフィックス)になると思います」と笑いを取った。県は今月下旬から、卒煙塾を開校。講座などを開き約半年間禁煙指導する。
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米軍普天間飛行場移設問題で、鳩山首相がヘリ部隊の分散移転先として鹿児島県・徳之島を示した4日、同島の3町長は「民意は変わらない」と、それぞれが移転反対のトーンをさらに強めた。3町長の一日を追った。
「降ってわいた米軍の基地移設問題に島民みんなが怒っています。この移設反対は闘いです。みんなで闘っていきましょう」
4日午前、伊仙町で開かれた闘牛大会。あいさつに立った大久保明町長が声を張り上げると、闘牛場に詰めかけた約1300人の島民から割れんばかりの拍手が起こった。
熱気に包まれた会場の最前列に陣取った子どもたちが激しく角をぶつけ合う牛2頭に声援を送っていた。その姿を見つめていた農業男性は「治安に不安のある基地移設は反対。だいたい振興策がそんなに良いものなら、沖縄でこんなにも基地反対の声が上がるはずがない」と言い切った。
闘牛場から県道を北上し、島中西部の天城町役場に向かった。沿道には「移設反対」「基地は許さん」などと書かれた看板が並ぶ。看板の横にある民主党のポスターの一枚に目が止まった。鳩山首相の顔は何者かによって×印に切り刻まれていた。
正午前、大久幸助・天城町長が町役場から出てきた。記者に囲まれた大久町長は「反対に変わりはありませんよ。振興策については、私たちは駄目です。聞くわけにはいかない」と語り、軽乗用車を運転して走り去った。
約1万5000人が参加した島民集会、移設反対を訴える無数の看板――。鳩山首相はこの日、3町長に面会する7日を説得交渉の出発点にしたいと意欲を見せたが、島の空気に触れると、それがいかに困難であるかを実感する。
午後、再び記者は伊仙町に向かった。軒先のこいのぼりや、背筋の伸びた高齢者の姿が目立つ。ここは「子宝日本一」「長寿世界一」の島なのだ。テレビで首相訪沖のニュースを見てきたという大久保町長に再び話を聞いた。
「島は自立していける。政府は振興策があれば、移設を受け入れるのではないかと、島民の心を甘くみていた。我々をばかにしていたこということだ」
◇
徳之島町の高岡秀規町長は4日、知人の結婚式出席のため鹿児島市内のホテルにいた。得意のサクソフォン演奏を披露した後、中座して、式場の外で待ち構えていた報道陣の質問に丁寧に答えた。
高岡町長は「沖縄も徳之島も、どちらも自然を壊すことになるという意味で、条件は一緒」と、環境に影響を与える基地施設建設に懸念を示した。そのうえで「徳之島はだめという民意がある。政府には、政局で考えるのではなく、国の安全保障を冷静に考えて判断してほしい」と注文を付けた。(浦郷明生、小西慶幸、中西瑛)
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