名古屋市議会が2月定例会で、市民税減税を1年間限定措置とする修正や、定数と報酬を半減するなどの議会改革案を否決したことを受け、河村たかし市長は27日、市内を自転車で走り、議会解散(リコール)に向けた署名活動への協力を呼び掛けた。
河村市長は同市東区の事務所を出発、中区栄の繁華街などを3時間かけて回った。栄では、支援団体の連合体として新たに結成された「ネットワーク河村市長」(仮称)も合流し、署名を集めるメンバーを募っていた。河村市長は「わしも市民の一人として、署名活動に協力しとる。市長選よりも市民の反応は良いですよ」と話していた。
一方、様子を見ていた自民党市議団の幹部は「市民は、なぜ市長が街宣しているのか分からないのではないか。議会を一方的に悪者にする姿勢にはつきあいきれない」と冷ややかだった。市議会側は4月にも、議会の理念をまとめた「議会基本条例」で、実施すると定めた議会報告を開き、河村市長に対抗していく方針だ。
・
横浜・磯子のマンションで火災、けが人なし(読売新聞)・
<伊勢湾フェリー>9月末で廃止 利用客が激減(毎日新聞)・
高校無償化法案を可決=4月から施行−参院文科委(時事通信)・
「責任政党認識甘い」 生方氏を念頭に苦言 小沢民主幹事長(産経新聞)・
単独犯?混入時期も不明…毒ギョーザ事件(読売新聞)
平野博文官房長官は30日午後の記者会見で、中国当局が日本側に対し、判決の確定した日本人の男性死刑囚の死刑を執行すると通告してきたことについて「国民感情をかんがみると、あまり良い影響が出ない」と述べ、日本側の対中感情に悪影響を与えることへの懸念を表明した。その上で、こうした認識を外交ルートを通じて中国側に伝える意向を示した。
ただ、「中国の司法の問題だから、日本が『それはけしからん』と言う問題でない」とも語り、抗議するには及ばないとした。
【関連ニュース】
・
〔写真特集〕知られざる塀の向こう側 刑務所の実態 ・
日本への通告を正式確認=邦人死刑執行で ・
日本人の死刑執行を通告=麻薬密輸罪、来月5日にも ・
千葉法相に執行停止求める=死刑廃止議連 ・
医療ADR推進へ連絡調整会議が初会合―厚労省(医療介護CBニュース)・
甲子園出場の開星高教諭 学校トイレにカメラ設置か(産経新聞)・
「コンビニ強盗やった」と供述=計4件か、包丁所持で逮捕の男−奈良県警(時事通信)・
独自の排出枠制度を検討=直嶋経産相(時事通信)・
横路衆院議長が左足骨折で入院(産経新聞)
広島大などの研究チームは、日米欧の天文衛星「フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡」を使った観測で、りゅうこつ座の方角にある銀河系内最大級の恒星からとみられるガンマ線(高エネルギーの電磁波)を観測した。恒星からのガンマ線観測は、太陽フレア(表面の爆発現象)以外では初めてだという。24日からの日本天文学会春季年会で発表される。
従来の観測では、りゅうこつ座の方角に強いガンマ線源があることは分かっていたが、正確な位置は特定されていなかった。
広島大宇宙科学センターの高橋弘充特任助教らは、従来のものより10〜100倍高い観測能力を持つフェルミ衛星を使い、このガンマ線源が太陽の100倍近い質量を持つりゅうこつ座エータ星付近にあることを突き止めた。
エータ星は地球から約7500光年離れた銀河系内最大級の恒星で、5.5年の周期で公転する巨大な伴星を伴う連星。研究チームは、エータ星と伴星が吹き出す高速の粒子(星風)が相互に衝突し、そのエネルギーの一部がガンマ線として放射されると推測している。
【関連ニュース】
・
〔特集〕日本人宇宙飛行士の軌跡 ・
〔写真特集〕国際宇宙ステーション ・
〔写真特集〕宇宙の神秘 コズミックフォト ・
犬の頭に、歩く猫?=そっくりな島、宇宙から撮影 ・
すばる後継や古典基盤整備を=大型研究計画43件提言 ・
<京料理>おいしさを科学的に解明 京大など共同研究(毎日新聞)・
桜 東京で開花 平年より6日早く(毎日新聞)・
野焼き ボランティアの男性3人死亡 静岡・御殿場の陸自(毎日新聞)・
<強風>21日夕にかけて20メートル超す風も(毎日新聞)・
名古屋市議会 報酬維持を強調…議長「民意聞き基準に」(毎日新聞)
「この法律がある限りは死に切れなかった」。障害者自立支援法の撤廃が法廷で改めて確認された24日のさいたま地裁での和解。脳性まひの長男を持つ母、秋山宇代(たかよ)さん(68)は閉廷後「和解が成立してとにかくほっとしました。でも、これが出発点です」と決意を新たにした。【飼手勇介】
原告の長男拓生さん(36)が暮らす埼玉県蓮田市内の入所施設では、1カ月約50万円の利用料の1割が自己負担となった。他に食費や光熱費約3万円が必要だ。拓生さんの収入は障害年金の約8万2000円。自己負担の一部が減免されるものの、手元に2万5000円しか残らない。法施行前に比べ約2万円減り、宇代さんは生活費の不足分を夫(71)との年金で支えてきた。
「応益負担」では、入所者が買い物や定期検診などの単独行動をすると、介護施設は別料金のサービス料を請求できる。また入所者が急病で入院すると、収入源を失う施設側は3カ月で契約を打ち切ることが可能にもなっていた。宇代さんは「貯金が無くなれば食べて寝るだけの生活になる。突然帰る場所がなくなるかもしれないという不安も募り、夜も眠れなかった」と話す。
拓生さんが入所する施設を運営する社会福祉法人理事長の高橋孝雄さん(55)は「入所者の入院が延びるたびに、契約を打ち切るかギリギリの協議をしてきた。多い年は約700万円の損害があった」と明かした。
宇代さんは「法律が『自立』を押しつけてきた。選挙権の行使がままならない弱き者の暮らしを踏みにじる法律を変え、本当の支援法をつくりたい」という。障害者の負担がゼロになる福祉制度とともに施設職員の生活安定を望んでいる。「障害者と職員が心を通わせる余裕がある国になってほしい。多くの人の支えがあって笑顔が保たれる。その笑顔が支える人を明るくするんです」
◇サービス対象など議論
「基本合意」に基づく新制度策定の議論は、障害者や家族がメンバーの6割を占める政府の新組織「障がい者制度改革推進会議」が舞台となる。今後、同会議内に専門部会を設け、負担の在り方や福祉サービスの対象となる障害などについて議論を本格化させる。
当面の課題は新制度に移行するまでの間の低所得者の負担軽減策。障害者自立支援法施行でサービス利用者の7割以上を占める市町村民税非課税世帯の障害者は負担が重くなり、9割で月平均8000円以上負担が増えたためだ。
低所得者の負担無料化は「合意の前提」(原告弁護団)。10年度予算案では、住民税非課税世帯のサービス給付などの負担は無料とされたが、医療費については見送られ、財源確保が焦点となる。このほか、障害程度の区分の在り方なども検討課題だ。【野倉恵】
【関連ニュース】
障害者自立支援法訴訟:国と初の和解…さいたま地裁 障害者自立支援法訴訟:来月21日に和解成立 東京地裁 障害者自立支援給付:新宿区が「65歳以上認めず」の内規 障害者自立支援法訴訟:東京訴訟、来月21日に和解成立 まちかど:障害者の自立促進 吉川に通所施設オープン /埼玉 ・
鳩山首相「国民のおしかり反省」=政権運営への意欲強調−就任半年・
<北教組事件>党内外から「小林氏辞職を」 本人は否定(毎日新聞)・
札幌受信料訴訟でNHK敗訴…司法判断分かれる(読売新聞)・
「娘の首絞め、火付けた」=放火未遂で母逮捕、殺人も視野−大阪府警(時事通信)・
女性受刑者4人を傷害で書類送検=同室者に集団暴行−札幌刑務所(時事通信)
脳梗塞(こうそく)のマウスに、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を移植すると、脳に巨大な腫瘍(しゅよう)ができることが、岡山大の河相裕美大学院生と阿部康二教授らの実験で分かった。正常な脳では異変はなかった。iPS細胞は臓器再生への応用が期待されているが、疾患があると逆効果になる可能性があることを示している。近く英専門誌「脳循環代謝学会誌」に発表する。
研究チームは、梗塞で損なわれた脳の細胞を再生するため、iPS細胞に注目。人工的に脳の血流を遮断してマウスに脳梗塞を起こし、1日後にiPS細胞を移植した。
その結果、移植した直後に比べて腫瘍の大きさは2週間後に6倍、1カ月後に10倍になった。また、iPS細胞の作成に欠かせない4種類の遺伝子のうち、がん化を招きやすい遺伝子c−Mycの働きも時間とともに大幅に活発化することも確認できた。
これに対し、正常な脳にiPS細胞を移植しても腫瘍はできなかった。
このため、正常な脳にiPS細胞の分化を抑える未知のたんぱく質が存在するか、梗塞脳にiPS細胞の働きを活発化させて腫瘍を増やす未解明のたんぱく質が存在している可能性が考えられる。
阿部教授は「腫瘍化を制御するたんぱく質が特定できれば、iPS細胞を病気の治療に効率よく使う道が開かれる」と話す。【田中泰義】
【関連ニュース】
iPS細胞:「腸」作成…「立体」は世界初…奈良県立医大 学士院賞:iPS細胞研究の山中氏ら11人に iPS細胞:遺伝子やウイルス使わずに作成 米大が成功 幹細胞による再生医療 iPS細胞:薬品投与で作成成功 遺伝子やウイルス使わず−−米ハーバード大チーム ・
「ニッポンは不死鳥」 インドのビジネスエリート、モノづくりを学ぶ(産経新聞)・
開星高教諭、女子トイレ侵入で逮捕=ビデオに自分写り発覚−島根県警(時事通信)・
強盗殺人罪、男に無期懲役=仮釈放で慎重運用要請−裁判員「評議、重い空気」・長野(時事通信)・
生方氏解任で賛否応酬続く 執行部からは「反省」も(産経新聞)・
診療所の再診料、年27万円減少―2点引き下げで保団連(医療介護CBニュース)