実体のない会社が従業員を雇ったよう装い、健康保険証を詐取したとして、警視庁組織犯罪対策総務課は20日、詐欺の疑いで、横浜市西区の指定暴力団住吉会系元組員、宮本勝美被告(37)=別の詐欺罪などで公判中=ら2人を再逮捕した。
同課は宮本容疑者らが平成19年6月〜21年2月、同様の手口で保険証38通を詐取し、不正に取得した銀行口座64口と携帯電話70台を振り込め詐欺グループに売却したとみている。このうち少なくとも9口座は振り込め詐欺の入金先として悪用され、被害額は約1400万円に上るという。
逮捕容疑は21年1月30日、営業実体のないインターネット関連会社が従業員を雇ったよう装い、神奈川県内の旧社会保険事務所(現・年金事務所)に虚偽の申請書を提出、健康保険証と年金手帳それぞれ1通を詐取したとしている。
従業員の保険証申請には法人登記が必要なため、宮本容疑者は東京都と神奈川県でペーパーカンパニー4社の役員を務めていた。
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【ヒューストン時事】国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する山崎直子さん(39)は15日午後(日本時間16日朝)、ロボットアームを操作し、コンテナ「レオナルド」をISSから取り出して米スペースシャトル「ディスカバリー」に収納する作業を再開した。
米航空宇宙局(NASA)によると、山崎さんは15日午前に作業に取り掛かったが、ISSとコンテナの結合部で電気系統のトラブルが発生し、作業は中断。ケーブルを再接続した結果、問題は解決したという。コンテナはISSから外されたままで、日本時間夕方にはシャトルの貨物室に収納される見通し。
山崎さんは7日夜、アームを使って円筒形のコンテナをISSに設置した。コンテナは大型トラック程度の大きさで、実験・観測用のラックや食料などが入っており、山崎さんはこれら物資の搬送責任者「ロードマスター」を務めた。
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織田信長が今川義元を破った桶狭間の戦い(1560年)から450年を機に、地元団体の発案で始まった信長と義元の銅像制作が、大詰めを迎えている。手がけているのは、地元の彫刻家で日展会員、工藤潔さん(68)。時代考証にもこだわった大作は今月下旬に完成する見通しで、名古屋市緑区桶狭間の古戦場跡地の公園に据え付けられる。
郷土史跡のPRを続ける市民団体「桶狭間古戦場保存会」が08年10月、「地元で半永久的に残る作品を」と、工藤さんに像の制作を依頼した。工藤さんは合戦に挑む2人にふさわしい姿を探し求め、全国で肖像画や木像などを見て回った。さらに、甲冑(かっちゅう)の専門家に話を聞き、27歳の信長と42歳の義元のイメージを固めていき、昨年6月、制作に取りかかった。
間もなく完成する2体は、信長が長いヤリを構えて前へ踏み出そうとする立像。義元は「海道一の弓取り」の異名にふさわしく、長弓と軍扇を持ち、周囲を見下ろすような座像だ。岡崎市の石切り場から掘り出した重さ5〜6トンの岩の上に設置する。
信長のヤリと義元の弓の先端をたどると「∞」(無限大)を表し、地元の長い歴史をイメージしている。保存会の調査では、義元の銅像は全国にも例がないという。
装具の一つ一つにもこだわり、郷土史家らとの議論を重ねた工藤さん。「天下統一を目指す信長の気迫と、武人としても名高かった義元の高貴さを表せた」と話している。【山田一晶】
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春が巡るたび、会いたくなる。国指定天然記念物のエドヒガンザクラで日本最古、樹齢1800〜2000年といわれる古木。この季節は花の周りを鈴なりの人が囲む。
名の由来を尋ねると、実相寺の松永直樹(じきじゅ)住職が「はっきりとしませんが、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の折にこの地を訪れ、お手植えしたという伝説があり、神の代から存在したという意味で付けられたのかもしれません」と教えてくれた。
北杜市教委発行の冊子によれば、樹勢の衰えから昭和23年に「3年以内に枯れ死する」と宣告され、旧武川村を襲った34年の台風では主幹が折れてしまったが、樹形を変えながら花を咲かせ続けた。近くに住む溝口正弘さん(75)は「満開の花はぼんぼりのようで、白ヒガンや群れヒガンと呼ぶ人もいる」と話す。
平成に入り、車の排ガスや振動から木を守ろうと、すぐ脇を通っていた生活道路の迂回(うかい)路が造られた。幹周りの土も4年間ですべて入れ替え、栄養分の高い土に改良された。冬場は雪の重みから守るため、溝口さんら近所の人が雪下ろしを欠かさない。地域の人の手で脈々と守られてきた“村の宝”といえる。
「子供のころは古木としてしか見なかった。でも素晴らしいと感激する人、手を合わせて拝んだり、元気をもらえたと言ってくれたりする人がたくさんいる。不思議な力を与えてくれる桜と思うようになった」と松永住職。花の美しさだけではない、木の生命力に心動かされる。満開は間近−。
【用語解説】山高神代桜
やまたかじんだいざくら 山梨県北杜市武川町山高2763の実相寺本堂南側にあり、大正11(1922)年に国天然記念物に指定された。平成18年の計測で根元周り11.8メートル、高さ10.3メートル。枝張りは東西17.3メートル、南北13メートル。満開近くなると、濃いピンクの花が白っぽく装いを変える。開花状況は実相寺ホームページで。
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